夏休みこどもガミ劇場『おもひで』

GMでは。

GM簡単に舞台の説明と今回のシナリオのトレーラーを。

GM舞台は昭和の中ごろ、山間の盆地にある村。『沓名村(くつなむら)』です。

GM自然豊かな村で、娯楽と言えば駄菓子屋さんぐらい。でも子供たちにとっては自然そのものが何よりの娯楽。

GM時期は8月の初旬、祭りを数日後に控えた頃合い。

GMあいにくの曇天が続いている感じの村が舞台となります。

GMトレーラー、今回予告です。

畑が広がり、森に囲まれた山間の村、沓名村。
森は子供達の遊び場となっていた。森の中には子供達の秘密基地があった。
突然の夕立に降られ、森の中を駆ける2人の子供は。
2人だけの秘密基地に見知らぬ人影を見る。

——3人の子供達の、忘れられない夏が始まる。

GM小高い丘の上にある開けた場所、そこにそびえる巨木が、PC1とPC3の秘密基地っていう感じです。

GMそこに遊びに行く途中、夕立に振られて、あわてて駆け込むと……? というところから物語は始まります。

ターコイズ連続殺人事件が起きそうな村だぬ。

※……そもそも沓名村という名称が怪しすぎる。仄墓野村とかにならなかったのか。

もにくすほのぼの連続殺人事件とは。

ぷろとん鉈と拷問が飛び交う昭和中期的連続殺人とは。

ターコイズおい誰か逆さに池に沈めよ!

PC紹介

PC1 門出 溢夏

GMでは。

GM早速その登場人物、PCの自己紹介を、PC1からお願いできればと思います。

溢夏ういー。

【PC1 ハンドアウト】

溢夏PC1、門出溢夏(かどでいつか)8歳です。人間です。人間です。

溢夏普通の女の子ですが、幼稚園でからかわれて以来極端に無口です。

溢夏でも友達にはわりとずけずけと話しますよ。

溢夏いつも乗っている赤い自転車がトレードマーク。最近は夏なのでひまわりのついた麦わら帽子とかかぶってるよ。夏です! 夏が溢れています!

溢夏そんな感じでPLはターコイズの日本酒漬けです。よろしくお願いしまーす。

GMありがとうございます。この卓には人間しかいませんね。

【PC1 キャラクターシート】

ぷろとん2回も人間って言った! 言った!

もにくす人間(意味深)

GM長耳はあくまでフレーバーです。だって皆小学生だもの。シノビじゃないんだもの。

※……「おもひで」はシノビガミのシステムを使用しているものの、PCは一般人という「楽園」式設定。

ぷろとんおー,夏色少女!

もにくす夏少女……

GM夏色!

もにくす麦わら帽子を被った少女は夏の終わりにいなくなるという伝説が。

ターコイズいざというときは他PCにかぶせて難を逃れるよ。

PC2 七星 光

GMでは続いてPC2の方お願いします。

はーい!

【PC2 ハンドアウト】

どうも,PC2こと 七星光(ななほし あきら)10歳です.隣の電気ネズミっぽいのはオブジェクトです.きっと.

※……オンラインセッション時、アイコンがどこかのポケモンマスター志願だった。

普段はTOKIO的な都会に住んでいますが,夏休みになって、隣町の叔父さん宅に遊びに来ました! 夏休みワーイ

趣味は名前から興味を持った天体観測と石集めです.首から青い涙型のお守り石をぶら下げてます。

田舎の夏を満喫しにきたら,雨に打たれましたよヨヨヨ。

というわけで,PLはぷろとんです.よろしくお願いしますよー。

GMTOKIOボーイの光君でした!

【PC2 キャラクターシート】

GMおー夏っぽい少年。

ターコイズポケモンマスターだ!

ターコイズつまり都会=マサラタウン

もにくすマサラタウンボーイ。

ターコイズ僕と契約して100万ボルトを出してよ。

もにくす石集めって進化の石を求めて

GMTOKIO的な。

ぷろとんそんなすごい石集めてないよぅ。

GMじゃあ賢者の石とか。

ターコイズ結石とか。

PC3 飛鳥 巫見

GMでは続きましてPC3の紹介をお願いいたしますようっ。

巫見ほいほい。

【PC3 ハンドアウト】

巫見PC3こと飛鳥巫見(あすかふげき)10歳ですよ。名前やアイコンこそこれですが普段はフツーに洋服きてます!

巫見神社の息子でおとーさんから毎日のようにありがたーいお言葉いただいてますが、本人はまだまだ動物と遊んだり気ままに本読んだりしたい年頃ですよ。

巫見唯一の人間の友達PC1こと溢夏ちゃんと遊んでたら夕立に降られて、秘密基地に行ったらいつもはいない来客がいたので彼なりに気になっているようです。

巫見というわけでPLはオンセ初参加のもにくすです。初めて故至らない部分も多いと思いますがよろしくお願いいたしまするー。

GMよろしくお願いいたしますよう!

【PC3 キャラクターシート】

ぷろとんありがたいお話とは。

GMマグロは骨についた身がおいしいんだよ(ありがたいお話

※……このセッションが行われていたのは深夜である。GMの残虐非道さがうかがえる。

ぷろとんほほ肉……頭肉……目玉……(ジュルリ

その他

GMでは最後にGMの紹介を。らっこと申します。

GMこの度は夏休みこどもガミ劇場『おもひで』にご参加いただきましてありがとうございます。

GM現代伝記バトルRPGシノビガミのシステムを採用していますが、まずは小学生で冒険という身近な題材から、

GM遊んでいただければと思っております。

GM皆さんはちょっと不思議な力が使える小学生です。

GM今後判定では皆さん、自分が持っている特技で判定していくわけですが、

GM例えば≪仕込み≫術で悪戯で何か罠を仕込んだとか、机の引き出しにカエルを仕込んだとか、そんな感じに小学生っぽいムーブを演出してみてください。

GMまた、各シーンの最初に振るシーン表ですが、

GMこどものいたずらシーン表 → 夏休みの間、解放されている学校。校庭には逆上がりの練習に来る下級生たちがいる。その子たちの為に鉄棒の上に毛蟲を載せておこう。『鳥獣術』で判定。成功した場合は置けて、失敗した場合は刺されて麻痺の変調を受ける。

GMと、

GM夏の終わりシーン表 → 澄み切った清流。冷たい飛沫が気持ちいい。森の中の穴場だ。

GMを使います。

GM好きな方を選んで振ってください。

GMでは、その他分からないことあったら逐次確認と言うことで、始めていきましょう!

【NPC1 ハンドアウト】
【NPC2 ハンドアウト】

導入フェイズ

PC1 門出 溢夏

PC3 飛鳥 巫見

GM貴方達はいつものように秘密基地へと、森の中の道を急いでる途中でしょう。

GM頭上は曇天、わずかに雷の気配、そして――ぽつりと滴が一つ落ちてきたのを皮切りに、バケツをひっくり返したような夕立が貴方達に降り注ぎます。

溢夏じゃ、カゴに戦利品(石とか木の実とか)が詰まった赤い自転車をおして歩いていますが、

溢夏鼻先に雨がおちた気がしたので立ち止まって上を見ましょう。

GM家を出た時から灰色だった空は、今はむしろ黒に近く。貴方が感じたのは勘違いではないとわかるでしょう。雨が降り注ぎ始めます。

巫見本読みながら自転車おしてる溢夏ちゃんの後をてくてくついていた自分は雨に気づいて、本を慌ててカバンになおして走りだします。

巫見溢夏ちゃんに急ぐようせかして。

溢夏追い越していく巫見くんを見ながら、濡れるのを気にせずに同じペースで歩きながら、

溢夏「……山道はぬかるむから走ると危ないわよ。木もそんなに遠くないでしょ」と言いながら、逆にその背中をゆっくりと追いかけていきましょ。

ぷろとん本読みながら歩いてたのかー

※……今回の舞台は昭和であるため、二宮金次郎像はまだ健在と思われる。

GMいつもの二人、割と好き勝手に過ごしながら一緒に過ごしてるようだのう。

GM溢夏ちゃんマイペースだ……!

ぷろとんまいぺーす!

ターコイズまいぺーす。

もにくす風邪ひきフラグ。

GMそうですね、貴方達の向かう先には、木々の開けた場所に、他とは異なり目立つ大樹が見えます。

巫見ぬかるみに足をとられそうになりつつ走ってると秘密基地の木が見えたので雨をやり過ごすために転ばないようにしつつ急いで駆け込もうとします。

溢夏では、それに続いて、自転車をそのへんに放り投げつつ同じように木陰に入りますよ。

GM大樹は生い茂る枝葉のおかげで、雨宿りには最適でしょう。一息つけた貴方達は、自分たち以外の誰かが秘密基地にいることに気付きます——と言ったところでいったんシーンを閉じましょうか。

もにくすああっ自転車があ

ぷろとん自転車とは投げ捨てるもの。

GM戦利品がーっ。

ぷろとんレッド「自転車無しのマップ移動なんて…!」

ターコイズO型だから仕方ない。

※……O型なので、からあげにも勝手に自転車を投げる。

GMと、いうわけで次はPC2のシーンとなりますようっ。

PC2 七星 光

GM時間は少しだけ遡り、貴方は森の中を歩いていた所開けた場所に出ました。

GMその中央には大樹があり……そしてぽつりぽつりと雨が降り始めたところです。

では、叔父さんから「隣の村にいい天体観測ポイントになりそうな場所がある」と聞いてやってきましたが、

森の豊かさに感動しつつも、「木が邪魔になるかなぁ?」とやや残念に思っていました。

が、小高い開けた場所を見つけて嬉しそうに駆け寄っていったところ、雨が振ってきた感じですかね。

とりあえず大樹の陰で雨宿りを始めます。

GMおじさんはきっと何度話しかけても、「となりのむらにいい 『てんたいかんそくポイント』 があるらしいぞ」としか言わない系の……。

もにくす村人Aおじさん。

GMこの村は盆地になってる場所にありますが、今いる小高い山の向こうには、確かに町がありますよ。

ぷろとんあ,町あるんデスねー。

GM無かったら君はどこから来たのかね……!

ぷろとんポッポに乗って隣町という名のTOKIO的シティから…(白目

GM貴方が木陰に駆け込んだところで、雨は一層強さをまし、まるで木陰の中と外の世界を遮断するようです。

GM雨はなかなか止む気配はありません。

GMそんな中、貴方は大樹のうろの中でしょうか、何か光るものがあることに気付きますね。

じゃあ、雨の強さにゲンナリしつつ、ふと振り返ったところにあったうろを覗き込んでみます。

中は思ったより広く、自分くらいなら入り込めそうだと思ったところで、何かの光り物……ビンや缶バッチ?でも見つけたことにしましょう。

「なんだろう、これ?」不思議に思って、そのままうろのなかに入ります。

GMうろの中はどうやら誰かが宝物や戦利品を置いたり、遊び道具を保管している場所のようですね。

GM使い古した座布団とかおいてあったりするかもしれません。みかん箱が机代わりになってたり。

GM貴方がそれを不思議そうに見まわしていると。

GM背後、外から水が跳ねる音と、何かが倒れる甲高い音が聞こえてきますよ。

ではその音にビクッとしつつ、うろの少しでも影になっているところに隠れるように移動しますよ。

ついでに、うろの入り口側の様子を伺うように視線を向けます。

GMでは貴方が息をひそめた頃、外には雨宿りに訪れたのか――濡れ鼠になった少年と少女が、ということろで、そろそろ合流かなーとっ。

じゃあ、こちらに気付いている様子の二人に声をかけましょうか。

若干上擦った声で「あ…あの,君達も雨宿りに……?」

ぷろとん光 の はなしかける!

GMしかし こたえるものは いない!

ぷろとんなん……だと……

GMそうか溢夏ちゃんは8歳だからみんなより年下。

ぷろとんそうか溢夏ちゃん人見知り的キャラだった。

溢夏「――!?」知らない顔が二人の秘密基地にいるのを見て、慌てたように巫見くんの背後に隠れるよ。

巫見中にいつもはいない人がいるのと、溢夏ちゃんが慌てて自分の後ろに隠れたのにえっえっ?ときょどりつつ。

巫見光くんの方を見ますね。

巫見「そうだけど……キミは誰?」

「あ、そのごめん! 別に怪しいものではなくて!?」相手の反応に逆に驚きつつ、

「僕は……光、七星 光っていうんだ。夏の間だけ隣町に遊びに来てて」あたふたしつつ自己紹介するよ。

えーととややぎこちなく「こ、ここって……その,もしかすると君達の?」そういって、うろの中を見渡してから、二人に視線を戻しますかね。

溢夏影から顔だけ出して、じーっと見てますが、口をぱくぱくさせて何か言おうとしているけれど声になってない的な。

ぷろとんあれーこれ光君が間を繋いでかないと駄目な感じ……?

GM巫見君がきっと自己紹介と溢夏ちゃんの紹介をしてくれるっ。

ぷろとん巫見君はやれば出来る子だって,まだ見ぬお父さんがっ。

ターコイズやべえ! 無口キャラって丸投げムーブになりがちだ!(今気付いた顔

※……萌え属性を詰め込んだだけのPCにありがちなミス! PLは周囲を巻き込んで死ぬ。

ぷろとんちらっ。

もにくす巫見くんは名前とかは自分からちゃんといわないといけない、と思ってる派。

GMほう。

GMお兄ちゃんしてるのう。

巫見「俺は飛鳥巫見で、ここは俺たちの秘密基地。」

巫見ええっと、と漏らしつつ影の溢夏ちゃんにちらっと視線を向けますね。

溢夏「か、……か、かどで、いつか」と絞り出すように言って、

溢夏「……えっと、わたしたちの、じゃないけど、わたしたちが使ってるの」

溢夏などと無駄に厳密なことを言いながら、やっぱり光くんをじーっと観察するようにうかがってます。

※……無駄な厳密さ。コミュ障の最大の特徴のひとつだ。

では、秘密基地という単語に好奇心をくすぐられたのか、楽しそうな雰囲気を出しつつ、

「飛鳥君と門出ちゃんかー」へぇー、としきりに頷きますかね。

ただ、「……あ.秘密基地ってことは、入ったらいけなかった……かな?」と自分が二人の場所に勝手に入っていることに気付いて、バツの悪そうな顔をしますよ。

巫見「いや、外こんなんだしいいんだけどさ」そういってまだ雨の止みそうにない外を見て、

巫見「いつ止むかも分からないのにただじっと待つだけなのも何だし、色々と話そうか? いつものこと、遊びのこととか、本だってあるし」そう言ってカバンにしまっていた本を出しますね。

巫見おまえも、な? といって溢夏ちゃんに視線を。

溢夏こくこくと頷く。「……も、森も木も、誰のものでも、ないから」と、雨宿りによさそうなうろのほうを指さします。

「そっか! よかったー」

バツの悪そうな顔から一転、二人の言葉を聞いてホッと胸を撫で下ろすと、今まで背負っていた鞄を下ろして座り込みますよ。

「色々知りたかったんだ、この辺のこと!」そういって顔を輝かせましょうか。

GMでは。

GM夕立の中、であった3人の少年少女達。

GM3人は雨宿りをしながら、徐々に、徐々に打ち解けあい、他愛ない会話を交わし。

GMいつしか次の日遊ぶ約束を交わすことでしょう。

GM3人の夏は。まだ始まったばかりなのです。

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